不況やコロナ感染症の影響で多くの方々が困難に直面しており更保協は困窮している方々を応援するため食品・雑貨を届けています。
特に、不幸にして罪を犯し、刑務所等から出所した人の自立は大変厳しく、刑務所出所者の約半数は再び犯罪に走っています。
これを防ぎ、明るい社会を実現するため更保協は全国で初めて更生保護分野を対象としたフードバンク活動を展開中です。
更生保護法人の働き
「更生保護施設」とは、法務大臣の認可を受けて刑務所や少年院を出所出院した人や起訴猶予・執行猶予等で身柄の拘束を解かれた人のうち、住いのない人を保護し、食事を提供し、就労支援をするなどして
自立を助ける施設で、すべて民間の更生保護法人、NPO法人等によって運営されています。
両親や親族がいない、あるいはいても引き受けを拒否された人は帰るところがありません。こうした人を保護することによって再犯・再非行を防ぎ、安全な社会の建設に寄与しています。
更生保護施設は全国に103施設あり、その収容定員は2400人程度で、年間1万人弱の人を保護しています。
東京更生保護施設連盟
会長 山田 憲児
更生保護施設は、保護司や更生保護女性会など地域のボランティアの理解と協力により成り立っています。また前歴を承知して雇ってくれる協力雇用主も数多くいます。特に更生保護女性会は施設を訪れて給食活動を行い、「おふくろの味」で寮生を励ましてくれています。是非、企業の方々の善意を、食品の提供という形でお寄せ下さい。